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 中国の原子力級黒鉛及び高温ガス炉市場展望調査

2014年4月11日

各位

日本テピア株式会社

 拝啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、中国政府は2006年2月に公表した「国家中長期科学技術発展規画綱要」において、HTGRを用いた原子力発電所を国の重大特別プロジェクトの1つとして指定いたしました。これを受け2012年12月、山東省において高温ガス炉(HTGR)実証炉が着工しました。HTGR実証炉の完成は2017年に予定されていますが、これに続く計画が福建省や江西省で具体化してきています。HTGRの計画設備容量は、現在判明しているだけでも2400万kWに達します。

 そうしたなかでHTGRの重要な構造材である黒鉛の国産化に向けた動きも加速してきています。年間10万トンの生産規模の原子力用黒鉛工場の建設が遼寧省でスタートしたという報道もあります。また、中国の黒鉛メーカー大手の方大炭素は2013年2月、清華大学と共同で「原子力黒鉛研究センター」を設立したことを明らかにしました。さらに方大炭素は2013年11月、中国科学院上海応用物理研究所との間で、トリウム溶融塩炉向けの原子力級黒鉛の研究開発を共同で実施することに合意しました。

 こうした状況を踏まえ、日本テピア株式会社テピア総合研究所は、別紙のとおり、「中国の原子力級黒鉛及び高温ガス炉市場展望調査」をマルチクライアント調査の方式で実施することといたしました。政策や国家計画を含めた中国の原子力最新事情をまとめるとともに、原子力黒鉛に関係した企業・組織にヒアリングを実施し、中国の原子力黒鉛市場の動向と見通しに加えて、日本企業に対する期待を明らかにすることといたしております。

 関係各位におかれましては、この機会に是非、「中国の原子力級黒鉛及び高温ガス炉市場展望調査」にご参加賜りますようご案内申し上げます。

敬具

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